「PREMIUM BAR」がすごい! サントリー ザ・プレミアムビール ヒルズ <香るプレミアム>
サントリーと言えば、「ザ・プレミアム・モルツ」、通称「プレモル」と呼ばれるほど、ファンが多いビール。
売上も非常に好調で、2013年は前年比6.7%アップ、10年連続で売上記録を更新し続けています。(※1)
そんなサントリーがさらに仕掛けてきました。今度のビールは、「ザ・プレミアム・モルツ〈香るプレミアム〉」。なんと、エール版のプレモルです。
日本の大手ビールの多くは、ピルスナースタイルです。もちろん、プレモルもピルスナースタイル。ピルスナーは、下面発酵と呼ばれる酵母で醸造します。しかし、エールは、上面発酵と呼ばれる酵母で作られます。
つまり、原料(麦芽、ホップ、水)は、今までのプレモルと同じなのに、酵母と発酵方法が違うのです。プレモルファンとしては、是非、飲んでみたい。
「ザ・プレミアム・モルツ〈香るプレミアム〉」は、2014年5月27日(火)、発売開始です。(これを書いてる時点では、明日ですね)
サントリーでは、発売を記念して、六本木ヒルズに、「ザ・プレミアム・モルツ」の魅力満載のイベント会場を作ってしまいました!
これは、なんとしても体験したいと、六本木ヒルズに行ってきました。
はい、六本木ヒルズ、到着!
この真下が、「ザ・プレミアムビールヒルズ」会場です。
まずは、気軽に「ザ・プレミアム・モルツ〈香るプレミアム〉」が試飲できるコーナーがあります。「香るプレミアム STAND」です。なんと、1杯100円。
はい、ここで一杯。
青空の下で飲む、「ザ・プレミアム・モルツ〈香るプレミアム〉」は、非常にいいです。〈香るプレミアム〉は、エール版、と書きましたが、通常版と一番違うのは、まさに「香り」。
〈香るプレミアム〉は、是非、香りを味わってください。特に、飲み込んだ後、鼻に抜ける香りがフローラルで軽やか。
椅子に座って、味わいたい人には、こんなブースも。
大屋根プラザのGARDEN。
ここでは、4種類の「ザ・プレミアム・モルツ」が、1杯200円(300ml)で飲めます。4種類とは、こちら。
- ザ・プレミアム・モルツ
- ザ・プレミアム・モルツ (黒)
- ザ・プレミアム・モルツ <コクのブレンド
- ザ・プレミアム・モルツ <香るプレミアム>
そして、もっとゆっくり屋内で味わいたい方には、ヒルズカフェの「CAFE」があります。
こちらは、屋内でゆっくり、椅子に座って、楽しむことができます。
そして、最後に紹介するのが、今回、一番、興味のある 「PREMIUM BAR」です。
PREMIUM BAR
「PREMIUM BAR」は、非常に野心的な試みです。提供するビールは、「ザ・プレミアム・モルツ」のみ。プレモルを、温度帯、注ぎ方、グラスを変えて、提供します。同じビールなのに、そんなに変わるものでしょうか。
サントリーさんは、かなり自信があるようです。なお、「PREMIUM BAR」は、完全予約制。しかも、現地に行かないと予約できません。僕は、なんとか、席を確保できました。
さぁ、「PREMIUM BAR」の開始です。「PREMIUM BAR」では、カウンターに座ると、あとは自動的にビールと、つまみが出てきます。
まず、最初は、これ。「TAKUMI」です。(繰り返しになりますが、ビールはすべてプレモルです。)
まずは、飲んでみます。口をつけると、泡がふんわりとした柔らかさ。そして、液体が口に入ってくると、シルキータッチで、口の中をサラサラと、喉をするりと落ちていきます。いくらでも、するすると入っていきそうです。美味い!
なんだか、普通のプレモルと違います。でも、ビールそのものは、同じプレモル。何が違うのでしょう。バーテンダーさんに聞いてみました。
「TAKUMI はですね、ビールの下部が6℃のプレモル、上部が2℃のプレモルなんです。上のほうは冷たく、下の方はやや温度が高くなっています。香りや味わいは、6℃くらいが良いのでは、考えています。」
なるほど、上と下で温度が違うとは。すごい、注ぐ方は大変そうですが、飲む方とはとてもおいしい。
ここで、つまみが出てきました。
左から、「コッパプラムの生ハム巻き」、「大多摩ハムのベーコン」、「菊芋のチップスとドライトマト」。いやぁ、もう、間違いなくビールに合いますね。生ハムはちょっと塩気がありつつ、プラムの良い香り、ベーコンの燻製香、ドライトマトの酸味と、菊芋の甘やかさ。絶妙のバランスです。脱帽しました。
と、感激している間に、2杯目が。「AROMA」です。
説明を聞く前に、さっそく飲んでみます。ワイングラスで提供される「プレモル」は、初めて飲みましたが、香りがより華やかで、かつ口当たりがソフト。ビールと言えば、グイッと飲むものというイメージですが、これは一口、一口、味わって飲みたくなります。おいしい。。。
説明を、聞いてみました。
「AROMA は、プレモルの温度を12℃に設定しています。温度を上げることによって、より香りとモルトの味わいが深くなります。」
飲みながら、説明を聞いて、まったく納得してしまいました。美味しくないビールは、温度を上げるとバランスが崩れたり、嫌な香りが出てきたりするものですが、プレモルは姿勢の良いバレリーナのように、難易度の高いポーズになっても姿勢が崩れません。
さて、ここで、またおつまみが。
※おつまみは、日によって変わることがあるそうです。
ミニトマトとチェリーです。でも、このミニトマトとチェリーは、板の上にただ、置いてあるだけじゃありません。くっついてます。左のミニトマトを手に取ってみました。
なにか、付いてますね。口に入れてみると、
「あま~いけど、塩気があって、スパイシー。そして、トマトの酸味と味がじゅわっときて、ビール、ビール。」
となります。一緒に、ビールを飲むと、マリアージュがとってもいい感じ。
実は、これ、カラメルと岩塩、黒胡椒なんだそうです。そして、右側のミニトマトは、クミンシードがついていて、また違う味わいになっていて楽しめます。
といって、喜んでいると、第3の刺客がやってきました。(繰り返しになりますが、これもプレモルです。)
その名は、「MILK」。はい、これです。
よく見てください。実は、これ泡がたくさんなんです。バーテンダーさんから、
「飲み頃になったら、声を掛けますから、少々お待ちください。」
と、言われます。ここで、飲みたいのをグッと我慢しつつ待ちます。2分ほど経つと、こんな具合に。
泡が無くなって、液体に。ここで、「お飲みになってください」と声がかかります。もちろん、飲みます!
「あっま~い。甘くて、おいしい~。こんなにプレモルって、甘くて美味しかったかな~。」
と、そろそろ酔いも手伝って、感想を声に出して言ってしまいます。いや、それぐらい、びっくりする美味しさです。この時点で、今日の一番は、これかな、と思い始めます。まだ、この後に来るものを知らずに。。。
ここで、また、つまみが。これは、なんだ?
なにか、クリームのような。でも、違うよな。
「こちらは、呉汁のムースになっております。下には、野沢菜が入っております。」
なんと、呉汁のムースとは。さっそく、ひとくち、
「程よい塩加減と旨みが、ムースのバスに乗ってやってくる。野沢菜もうま~い!」
と、この辺になると、(繰り返しになりますが)酔いも手伝って、かなり、感激の幅が広くなっております。
これで、3種類のプレモルを飲み、コースも終了かな、と思っていると、サントリーさんは、そんなことでは許してくれません。さらなる、おもてなしが。
それは、これだ。
ほっほ~、やはり最後はコーヒーで締めるのね、と思ったんだけど、コーヒーに泡が多い。あれ、エスプレッソかな、と思いながら、カップを手にとって飲んでみる。
「つめた~い、コーヒーの良い香りがするのに、これはビール!。ビールなのにコーヒー!?」
とにかく、文句なく、美味しいのです。はい、種を明かしていただきました。
「これはですね、プレモルの黒を、珈琲豆のランドルに通しています。珈琲は豆のままです。」
いやいや、もう、普段からコーヒーは毎日欠かさず、ネルドリップで淹れている珈琲好きの僕としては、この「珈琲ランドル版の黒プレモル」は、とってもお気に入り。
右側にある、お菓子はミニどら焼き。二度焼きなんだそうで、皮がパリッとして歯触りが良い。このビールに合います。
「サントリー ザ・プレミアムビール ヒルズ」は、今、話題の「ザ・プレミアム・モルツ<香るプレミアム>」が飲め、ビールの奥深さが味わえて、プレモルのよりおいしい飲み方がわかる「PREMIUM BAR」が体験できる、素晴らしいイベントでした。プレモルファン、ビールファン、そしておいしいものを逃さない方には、全力でおすすめします。☆☆☆
サントリー ザ・プレミアムビール ヒルズ 会場図
「サントリー ザ・プレミアムビール ヒルズ」ホームページ
写真アルバム
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参考ページ
▶※1 サントリーは純利益が4倍以上 13年は過去最高の増収増益
▶ザ・プレミアム・モルツ 「ザ・プレミアムビールヒルズ」開催 ニュースリリース
2014年5月26日