「やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい」 安中 千絵 著
「ビールを飲むと太る」と思っていませんか? 実は、ビールのせいで太るということはありません。
では、なぜ太ると思われているのか。太らないビールの飲み方とは。そして、健康に楽しくビールを飲む生活を続けていくための飲み方、食べ方とは。
そんなことを教えてくれるのが、今回、紹介する「やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい」です。
著者の安中さんは、以前は株式会社タニタに勤めていた管理栄養士の方です。タニタといえば、精巧な体脂肪計と低カロリーで満腹になる「社員食堂」で有名になりましたね。
ビールの性格
ビールは美味しくて楽しい反面、マイナスのイメージもあります。
- ビールを飲むと太る
- ビールは通風の原因
これらは、まったく根拠がないということはありませんが、実は思われているほどビールのせいではないということです。
例えば、カロリーについては、ビールは飲むとビールそのもの影響でカロリーは体内で燃えてしまうため、実質的なカロリーはもっと低くなります。30%減です。
通風にはついては、最近の研究で、ビールを控えるよりももっと効果的な方法があることが分かってきました。本には、それらの方法について、きちんと説明してあります。
やせる「ビールとおつまみ」の関係
ビールといえば「おつまみ」。おつまみは重要ですよね。著者の安中さんは、このおつまみこそ、やせるための最重要項目だといいます。
ビールを飲みながら、適切なおつまみを食べることこそ、「ダイエットの王道」に近づくことになります。「ダイエットの王道」とは、栄養をバランス良く取って、健康になるということです。
管理栄養士の立場から、食べても太りにくい美味しいビールのおつまみのレシピも掲載されています。例えばこんな料理のレシピです。
- 四川風ピータン豆腐
- 豆腐と納豆の小鍋仕立て
- くるみ白和え
- おからチャンプルー
タンパク質を摂るようにして、糖質は少し控える。野菜ももちろん大事。
そして、つまみは食べる順番も大事。これは、血糖値を制御するためです。
本には、このようなことが丁寧に詳しく書き込まれています。
そして、大事なのはこれらのことを守っていれば、週一日の休肝日を除いて、それ以外の日は美味しいビールを飲んで、健康で太らず楽しい生活を送れるということです。
ビールを飲んで健康で楽しい生活を送る
大事なことなので、もう一度書きます。
きちんとした食事と生活スタイルを守っていれば、ビールを毎日のように飲んでも、健康で楽しく暮らせます!
どうですか。ビール好きにはうれしいお知らせですよね。是非、興味がある方は、安中さんの「やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい」 を読んでみてください。ビール好きなら、ビールの栄養学的な話しはためになりますし、読んで損はありません。
2012年6月6日