THE Jha Bar (ジャハ・バー) [神田] 【レポート】
【ショートストーリー】常連
引っ越しは憂鬱だ。
僕は、1週間前に引っ越しをしたばかり。一人暮らしだから、気楽なものだが、それでもまだ段ボールは全部解けてないし、どこに何があるのか、いちいち考えないといけない。引っ越ししてから初めての週末だから、いろいろ片付けで忙しかった。もう、暗くなったし、近所を探検に行くことにする。
ここは神田。お店はたくさんある。僕が引っ越しをしたのは、賑やかな南口とは反対で、静かな北口方面だ。近くには千代田小学校もある。
ぶらぶら歩いて行くと、ちょっと変わった絵の看板を見つける。
この馬なのか、なんなのか良く分からない絵がなんだか興味をそそる。
ギネスの立て看板もある。
お店は、地下一階にあるので、階段を降りようとすると、そこにも看板。
読んでみると、オリジナルのハウスエールがあるらしい。素晴らしい。
入ってみることにする。
階段を降りて、店内に入ると、目の前に3本のTAP が並んでいる。その日に飲める生が3種類。そして、その後ろには数え切れないくらいの世界のビールの瓶が並んでいる。カウンターの席は8人ほど座れる。テーブル席もたくさんある。全体で40人ぐらいは入れそうなスペースである。
僕はさっそく、ハウスエールを頼んでみる。そして、ビールには定番のポテトフライ。飲みかけで悪いが、その時のビールがこれ。
とても落ち着きのある、初めて飲むのにもう何度も飲んだことのあるような、安心感のある味だ。例えて言えば、毎日食べても飽きない美味しいお米のように。
そう思って、周りを見渡してみると、たくさんいるお客さんの多くは、このお店にしっくり馴染んでいて、ゆったりくつろいで感じで、見るからに常連さんという雰囲気に見える。この店では、時間は急かされるものではなく、自分で想像しているとおりに時間が流れるように感じる。
引っ越しも悪くないな、と僕は考える。こうして、腰を落ち着けることができる新しいいいお店が見つかるのだから。僕は、引っ越しでけばだった気持ちが、滑らかになり、羽をしまった白鳥のように、周りに溶け込んでいくのを感じる。
※以上、実在の人物には関係の無い、架空のショートストーリーでした。
THE Jha Bar (ジャハ・バー) 訪問記
ジャハ・バーは、常連さんが多いと感じましたが、だからといって、初めて行っても、全然問題ありません。僕も初めてでしたが、まるで何回も来たことがあるかのように、落ち着けました。店内は、適度な明るさで、友人と話しながら、ビールを飲んだりするには、ピッタリです。本当は、店内も撮影したかったのですが、お客さんもたくさん居ますので、ちょっとカメラであちこち撮影するのは、気が引けました。お店は、とてもいいお店ですので、近くにお住まいの方、会社が近くの方、用事で近くまで行った方は、是非お立ち寄りください。
ビールを飲みながら、落ち着いた時間を過ごしたい方、オリジナルのビールを飲んでみたい方、友人とより親しい話をしたいと思っている方、「THE Jha Bar (ジャハ・バー)」は、おすすめです!
2011年10月14日